イオン液体



イオン液体とは

イオン液体は、J.S. Wilkes and M.J. ZaworotkoによってChem. Commun., 1992.965.にて1-methyl-3-ethyl-
imidazolium-BF4等が始めて紹介され、以後、公知の素材として商品開発が電気化学的デバイス分野において
進められ、その組成特徴からグリーンケミストリーとして一冊の「Ionic Liquid-Industrial Applications to
Green

Chemistry」に纏められ一躍脚光を浴びることとなりました。


イオン液体の特徴

・イオンのみで構成される室温付近に融点を有する液体状態の塩(常温溶融塩)である。
・イオンのみからなる液体は幅広い温度域で液状、しかも蒸気圧がほぼ0である。
・高温下でも蒸発しない。溶媒を含まないのに比較的低粘度性であるため、一般の極性溶媒と遜色ない
 取扱ができる。
・塩は高い比熱容量をもつので、熱伝導媒体としても使える。
・分解電圧が大きく、非常に高いイオン伝導性を示すので電気化学分野で電解質溶液としても有用である。
・安全性の高いグリーンケミストリーとして地球環境にやさしい化学品である。


イオン液体の特徴

  ・イオンのみからなる溶媒
  ・透明〜淡黄色液状
  ・不揮発性
  ・不燃性
  ・完全非溶媒系
  ・化学的に安定
  ・分解電圧が高い(電気分解しにくい)
  ・熱安定性良好 耐熱性 >300℃
  ・高イオン伝導率  10-3Scm-1
  ・高電位窓 -0.5〜5.7V(グレードにより異なる)
イオン液体の用途

  ・電気化学デバイス用電解質
  ・二次電池への応用 
  ・キャパシタ電解質への応用
  ・燃料電池用プロトン伝導膜原料
  ・太陽電池用電解質

  ・一般工業用途
    ・非水系溶媒
    ・新規反応溶媒
    ・生化学、バイオ反応への展開
    ・熱伝導用媒体

・反応溶媒
・試薬用途

 ・リチウム電池・キャパシター
・太陽電池用電解質用途 




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